【ﾚﾎﾟｰﾄまとめ】｢社会的弱者｣の権利擁護とその方法②『セーフティネットとしての生活保護』
I'm at 福島大学 M講義棟 (金谷川1, 福島市) [pic]: http://t.co/m4rtogBXSi
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 11, 2013｢社会的弱者｣の権利擁護とその方法②『セーフティネットとしての生活保護』！ #福島大学 pic.twitter.com/gQyC5N6i12
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 11, 201300 2013年5月11日に福島大学で行われた、｢社会的弱者｣の権利擁護とその方法②『セーフティネットとしての生活保護』のﾒﾓを投下します。講師は、福島大学の長谷川珠子先生。参加者は30人ほどで、半分くらいはたぶん学生。 http://t.co/5pwCjK1ZS3
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201301 長谷川｢社会保障制度は大きく2つにわけることができる。①｢社会保険｣は、事前の拠出を条件として給付を行う、みんなで出し合うもの。事故などのとき給付する。医療保険、年金、介護保険など。②｢公的扶助｣は、事前の拠出を条件とせず、税金や公費で賄われるもの。生活保護など｣。 #福大
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201302 長谷川｢生活保護は最後のセーフティネットと言われる。生活保護世帯数。非保護世帯数は、H23年度には150万近くで、前年度より6.3%増。非保護実人員は、200万人以上｣。参考：厚労省H23年度福祉行政報告例の概況 http://t.co/8nO1eoSyQ4 #生活保護
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201303 長谷川｢国が発展してると社会保障制度利用が減ると言われているが、生活保護は近年増加。増加の考えられる原因：高齢化で仕事を辞める→基礎年金だけだと6万/Mで少ない、失業率の高まり、離婚率の上昇、産業構造の変化による非正規労働者が増加、など｣。 #生活保護 #福島大学
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201304 長谷川｢生活保護制度の概要について。生活保護を受ける権利は、憲法第25条1項｢健康で文化的な最低限度の生活を営む権利｣による。生活保護法の目的は、①最低生活の保障＋②自立を助長する｣。 #生活保護 #福島大学 #福島大
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201305 長谷川｢困窮状態におちいればすぐ受けることができるのか、といえばそうではない。まずは種々の社会保険から。失業であれば雇用保険、病気・けがであれば医療保険・労災保険、高齢であれば老齢年金、障害であれば障害年金。いろいろなリスクへの対応手段があるので｣。 #生活保護 #福島大学
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201306 長谷川｢しかしそれらの社会保険は万能ではない。期限があったり、保険料の支払いが必要だったりする。無差別平等の原理は、国民すべてが対象。それは困窮の原因を問わない。また生活保護は、日本国民であればだれでも対象。そのため生活保護は”最後のセーフティネット”｣。 #生活保護
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201307 長谷川｢給付要件。生活保護法4条”保護の補足性の原理”。扶養者を確認、さらに使える資源も確認、他の保障も使えないか確認。そこではじめて生活保護受給の要件を満たす。ここでよくある誤解は、｢年金・労働賃金が少しでもあれば受給できないのか｣。その場合は差額分を受給できる｣。
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201308 長谷川｢〈土地・家屋〉は、持ち家があると生活保護は受けられないというのは誤り。処分価値が利用価値と比べて著しく大きい場合は、金銭に変える。〈家電製品・家具什器〉は、世帯の人数やその構成から必要性を判断する。普及率70％が目安｣。 #生活保護 #福島大学
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201309 長谷川｢〈自動車〉は、厳しく制限。基本的に車があれば支給されない。身体障害者でも保有は限定的。理由には、ガソリンなどの維持費、事故のときの対応が困難。〈預貯金〉は、原則保有はだめ、収入と認定される。しかし生活保護費の半分なら可能。最近では規制を緩和する方向の判決も｣。
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 12, 201310 長谷川｢最低限の生活とはどの程度か。保護基準：｢健康で文化的な最低限度の生活｣を維持できる給付の水準。具体的に設定するのは難しいが、一般国民生活と比較する。また保護基準には、一般基準：経常最低生活費をカバーするもの、特別基準：臨時的な最低生活費をカバー｣。 #生活保護
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 13, 201311 長谷川｢具体的な一般基準。①生活扶助：衣食その他日常生活を満たすために必要なもの、②教育扶助、③住宅扶助、④医療扶助：原則現物給付、⑤出産扶助、⑥生業扶助、⑦葬祭扶助、⑧介護扶助｣。生活補助基準額の例(厚生労働省ｻｲﾄより) http://t.co/vwWInCaJNV
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 13, 201312 長谷川｢手続きについて。保護実施の権限は、ほとんど管理している福祉事務所長に委ねられている。原則として、自ら保護を必要としてる人が、申請をする。行政からみて必要な人に提供するのではなく、申請があってはじめて行政が動き出す｣。 #生活保護 #福島大学
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 13, 201313 長谷川｢要保護者の資産・収入・健康などの調査もある。書類・居住地への立入調査・医師による検診など。調査は拒否も可能。しかしその場合、保護の申請は却下。保護の決定。保護の不利益変更。救済手段：行政上の不服申立-都道府県知事→厚生労働大臣へ｣。 #生活保護 #福島大学
— melon(tezuka yusuke) (@melonmelodys) May 13, 2013
